骨と骨との間には関節というものがあり、関節の周囲には袋があります。さらに、関節の周囲にある袋の内側には、滑膜というごく薄い膜が張っています。
関節リウマチが起きる原因は現在のところはっきりとは分かっていませんが、関節リウマチになると滑膜がトラブルを起こしてしまうのです。
肉の塊になって炎症を起こす物質を生みだし、やがて関節が腫れる結果になってしまいます。さらに症状が進行してくると、肉の塊になった滑膜が骨の中にまで入ってきて、いつしか骨を変形させます。
この骨の変形を防ぐために、滑膜を取り除くことが滑膜切除術というものです。
滑膜切除術を受けると、関節リウマチによる痛みや腫れはおさまります。ただし、関節をかなり開くような大掛かりな手術をしたとしても、完全に滑膜を取り除くことはなかなか難しいのです。
さらに、滑膜炎がは手術後に再発してしまうというデメリットがあるため、滑膜切除術を積極的にすすめない医師も多くいます。
ある病院では、局所麻酔を利用する簡易な日帰り滑膜切除術を行っているそうです。局所麻酔なので、入院の必要がありません。
虫歯予防として歯石を定期的に削るように、関節リウマチ予防として定期的に簡易な滑膜切除術をするのも有効です。